魴鮄(ホウボウ)

・カサゴ目ホウボウ科に属するもので、地方によっては「カナガシラ」と呼ぶところもありますが、カナガシラとは別の魚です。・胸びれが大きく、胴体と全く違う色をしているのが特徴で、胸びれを広げると縁は鮮やかな青色、内側はうぐいす色で宝石のような青い斑点が散っています。

・さらに胸びれには鰭が発達した三本の柔らかい脚のようなものがついてあり、これを動かして海底を歩くことでも知られています。また釣り上げられると、鳴き袋と呼ばれる浮き袋を収縮させてグーグーと鳴きます。

・名前の由来は、上記のように方々(ほうぼう)歩き回ること、鳴き声が「ホウボウ」とも聞こえることなどからといわれます。

・頭が大きいため身の歩留まりは大きくありませんが、白身で煮てよし、焼いてよし、刺身よしの非常においしい魚です。