・キチジ(キンキ、キンキン)は通年美味しい脂を含んだ魚ですが、春の産卵に向けて栄養を蓄えもっとも脂が乗っている冬が最も美味しい時期です。
・キチジは深海に生息し、そこで海老類を中心に食べているため、海老に含まれるアスタキサンチンという色素により、赤い魚体だといわれます。(天然の真鯛が赤いのと同じ理由)
・昔はかまぼこなどにも使用される身近な魚でしたが、現在は市場でも“目玉が飛び出す”くらいの高値で取引される超高級魚となってしまいました。
・生のキンキには手が出なくとも、干物(それでも高価ですが・・・)も絶品です。
・値段にたがわず、煮付け、塩焼き、椀物、鍋など、どう料理しても非常においしい魚ですが、特に小ぶりのキンキの煮付けは最高です。