・「マサバ」は日本近海で獲れる代表的なサバ。秋から冬にかけては最も脂がのって美味です。
・体に多数の小黒斑があるのは「ゴマサバ」で、年中漁獲され脂身が少なく一年中味が変わらないと言われています。
またノルウェーなどから輸入される「大西洋(ノルウェー)サバもあります。
・有名な「関サバ」は豊後水道で一本釣りしたものを生簀に入れて生かしておき、魚のストレスがなくなった頃に活けじめする高級ブランドサバで、お値段もひとケタほど違います。
・数字をごまかす意味の「さばを読む」とは、鯖は傷みやすく数も多く獲れたため、早口で数を数えなければならず、時々実際の数と合わないことがあり、いい加減に数を数えることを言うようになった、とするのが定説となっています。
・奈良県の柿の葉寿司が有名です。生きの良いサバを塩を振って奈良県まで運んでくると程よい塩サバになっていたそうです。これを利用して切ったものに渋柿の葉に飯を置き、次に塩鯖をおいて再度柿の葉に巻きます。竹に並べたら蓋をして、重石を置いて一晩しめると美味しい柿の葉寿司になります。
〇サバの味噌煮 〇サバの生姜焼き 〇塩焼き
・一年を通じてスーパーで見かけない日はないほど、鮮魚はもちろん解凍もの・加工品も含めてサンマの食生活に占める割合には大きいものがあります。
・秋の味覚の代表格のサンマは、一般に流通するほとんどが太平洋側で漁獲されるものです。
・サンマの寿命は約2年と言われ、北太平洋を中心に広く分布しますが、回遊ルートははっきりわかっていないのが現状です。
・生のサンマの鮮度の見極めは①尾の部分を持ってサンマの頭を上に向けたとき、体が曲がらずにできるだけまっすぐに立つもの、②目が濁っていないもの、③口先がほんのり黄色いこと、
などと言われています。おいしいサンマは口先だけでなく尾も黄色く、極まれに全身が黄色のサンマも獲れることがあり、これは高級魚として高値で取り引きされます。
・サンマは養殖されていませんので、すべてが天然ものです。しかもすべてが国産もので、EPA,DHAをはじめとするきわめて良質の栄養素を多く含んでいるのでどんどん食べてほしいものです。昔のことわざに「サンマが出れば医者が青くなる」といわれるほどです。
〇刺身 〇塩焼き 〇煮つけ 〇さんまの天ぷら 〇さんまの酢の物